物語文の記述で、「うれしい」と「たのしい」など、異なる感情をあわせて書く必要がある問題に対応した型です。たとえば、
仲間と協力して目標を達成できたことが誇らしい
とともに、
その時間がとても楽しかったと感じている。
このように、2つの気持ちをつなぐ時は「とともに」「と同時に」を使いましょう。
ひとつの気持ちに対して、理由を2つに分けて書く場合の型です。構成は、
理由① ため、理由② ので、気持ち から
という順番で書きます。接続語を工夫しながら、説得力のある文章を書く練習をします。
彼は病気のため、学校を休むことになったので、クラスのみんなが心配したから。
みんなが心配したのはなぜでしょうか?
「~な気持ち」になった理由を、「なぜ?」と考えることが大切です。
(詳細を忘れてしまった方は、第1章をご覧ください。)
例文では、「心配」が気持ちです。
その気持ちになった理由は、彼が病気にであることと、学校を休むことになったことの2つです。
このように、理由が2つある場合は、「ため」→「ので」→「から」の順番で書くと、自然で説得力のある文章になります。
最後に、物語文の問題でよく出てくる「〇〇はなぜですか?」という問題の答え方。
設問でよく聞かれますね。
この設問に対する答えは、
多くの受験生は「〜から。」で答えればいいと思っています。
でも、その「から」の前に書くべき大切なものがあるのを知っていますか?
それは、気持ちです。
ここで「型」を示します。
〜 +(気持ち) + から。
のように、「から」の直前に「気持ち」を入れるのがポイントなんです。
例文をここで見てみましょう!
ずっと一人で練習を続けていた が、
その姿を見て先生が声をかけてくれた ので、
がんばってよかったとうれしく思った から。
もし「〜から。」だけで書いてしまうと、
気持ちが設問の要素(採点の重要なポイント)の一つになっている場合、
大きく減点されてしまいます。
また、小説では気持ちが一つだけではなく、複数混ざっていることもあります。
そんなときは、このブログで紹介している
① 2つの「気持ち」を書く型を使いましょう。
「とともに」や「と同時に」などを使って、2つの気持ちを書くのがコツです。
以上で第3章を終了します。
「国語の型」についてのブログは第5章までの予定とお伝えしておりましたが、
5章ではとてもすべてを書ききれないことがわかりました。
そのため、しばらくのあいだは「国語の型」について解説した記事を追加していこうと思います。
よろしければ、またブログを見に来ていただけたらうれしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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