記述問題は「型」で解決。~第3章~

      
記述問題を解くときに使うペンと紙

第3章で解説する内容

① 「2つの気持ち」を書く型

物語文の記述で、「うれしい」と「たのしい」など、異なる感情をあわせて書く必要がある問題に対応した型です。たとえば、

仲間と協力して目標を達成できたことが誇らしい
とともに、
その時間がとても楽しかったと感じている。

このように、2つの気持ちをつなぐ時は「とともに」「と同時に」を使いましょう。


② 「2つの理由」を分けて書く型

ひとつの気持ちに対して、理由を2つに分けて書く場合の型です。構成は、

理由① ため、理由② ので、気持ち から

という順番で書きます。接続語を工夫しながら、説得力のある文章を書く練習をします。


【例文】「~はどうしてか?」という問いに対する答え

彼は病気のため学校を休むことになったのでクラスのみんなが心配したから


みんなが心配したのはなぜでしょうか?
「~な気持ち」になった理由を、「なぜ?」と考えることが大切です。
(詳細を忘れてしまった方は、第1章をご覧ください。)

例文では、「心配」が気持ちです。
その気持ちになった理由は、彼が病気にであることと、学校を休むことになったことの2つです。

このように、理由が2つある場合は、「ため」→「ので」→「から」の順番で書くと、自然で説得力のある文章になります。


最後に、物語文の問題でよく出てくる「〇〇はなぜですか?」という問題の答え方。
設問でよく聞かれますね。
この設問に対する答えは、
多くの受験生は「〜から。」で答えればいいと思っています。

でも、その「から」の前に書くべき大切なものがあるのを知っていますか?


それは、気持ちです。

ここで「型」を示します。

〜 +(気持ち) + から。

のように、「から」の直前に「気持ち」を入れるのがポイントなんです。

例文をここで見てみましょう!

ずっと一人で練習を続けていた 
その姿を見て先生が声をかけてくれた ので
がんばってよかったとうれしく思った から。


もし「〜から。」だけで書いてしまうと、
気持ちが設問の要素(採点の重要なポイント)の一つになっている場合、
大きく減点
されてしまいます。

また、小説では気持ちが一つだけではなく、複数混ざっていることもあります。
そんなときは、このブログで紹介している

① 2つの「気持ち」を書く型を使いましょう。


「とともに」や「と同時に」などを使って、2つの気持ちを書くのがコツです。


第3章のまとめと今後について


以上で第3章を終了します。

「国語の型」についてのブログは第5章までの予定とお伝えしておりましたが、
5章ではとてもすべてを書ききれないことがわかりました。
そのため、しばらくのあいだは「国語の型」について解説した記事を追加していこうと思います。

よろしければ、またブログを見に来ていただけたらうれしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。


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