小学生から高校生まで、小説文の読解問題では「登場人物の気持ちの変化」を問う記述が頻出です。
しかし実際には、
「何を書けばいいかわからない」
「どんな順番で書けばよいのか迷う」
と悩む生徒も少なくありません。
そこで今回は、気持ちの変化をわかりやすく伝えるための【記述の型】をご紹介します。
記述に迷わないためには、書く順番を決めておくことが大切です。
おすすめはこの順番:
変化前の気持ち → が → きっかけ → ので → 変化後の気持ち
このように、「きっかけ」を真ん中にはさむことで、気持ちの変化に説得力が生まれます。
まずは、気持ちが変わる前のようすを「が」を使って表現します。
例:
悲しかったが
不安だったが
ここが、心のスタート地点です。
次に、気持ちが動いたきっかけを「ので」で説明します。
例:
友だちが助けてくれたので
先生がほめてくれたので
「なぜ気持ちが変わったのか?」をここで伝えましょう。
最後に、「になった」で気持ちのゴールを表現します。
例:
うれしい気持ちになった
安心した気持ちになった
ここまで書けば、気持ちの変化がはっきりと伝わります。
はじめは知らない人ばかりで不安だったが、先生がやさしく声をかけてくれたので、安心した気持ちになった。
気持ちの流れは以下の通り:
不安(が)→ 声をかけられた(ので)→ 安心(になった)
気持ちの変化を書くときは、
「が → ので → になった」
この順番を使うことで、
気持ちの変化・理由・結果が自然とつながり、伝わりやすい記述が完成します。
物語文の記述問題で「気持ちの変化」を問われたときは、ぜひこの型を思い出して使ってみてください。
「この型は、簡単すぎて難関校には通用しないのでは?」
そう思われるかもしれません。
しかし、2024年度の中学受験では、
開成中学校
聖光学院中学校
渋谷教育学園幕張中学校
といった最難関校に合格した生徒が、この型を活用していました。
さらに、高校受験においても、県立最難関の藤島高校に合格した生徒がいます。
この実績は、「が → ので → になった」の型が、
学年や試験のレベルをこえて通用する本物の指導法であることを示しています。
当塾では、生徒一人ひとりのレベルに応じて、この型を土台にしながら、
さらに記述力を深める指導を行っております。
どうぞ安心してお任せください!